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より正確な画像診断に貢献!東設の脱気システムが超音波内視鏡の脱気水発生器に採用されました!「Livalley」【脱気システム活用術】

更新日:2023年7月28日




こんにちは、営業部のTZです。


この度、山梨大学医学部付属病院様により、弊社の脱気システムが超音波内視鏡の用途に、初めてご採用いただきました。


弊社は従来、脱気システムの納入先として半導体・電子部品業界のお客様が多くを占めていましたが、医療業界のお客様への納入は初めてです!様々な業界のお客様に弊社脱気システムをお使いいただけること、大変感謝です。


今回は水に含まれている気泡除去に有効的な「Livalley」の使い方についてご紹介していきます。是非ご覧ください。



水中の溶存気体が超音波内視鏡の検査でノイズになる!

超音波内視鏡(EUS:Endoscopic ultrasound)とは、内視鏡に超音波を利用して、食道、胃、十二指腸、大腸、胆のう、胆管、膵臓、リンパ節などを調べる検査です。体外式の超音波検査と比較して、体外からは観察できない部位を調べたり、より鮮明な画像を得ることができます。


超音波を用いた検査では、発信器から発信した超音波が観察対象に当たって跳ね返ってくるのを検出器で検出し、画像化させる原理を用いています。そのため、観察場所に気体があると、超音波が伝わらずに邪魔をして正確な検査ができません。体内の消化管内にはガスがあるため、水を充満させてガスを追い出す必要があります。


また、用いる水自体にも溶存ガスが含まれているため、使用する水の品質によって、微細な気泡が生じて鮮明な画像が得られないケースがあります。そのため、溶存ガスを取り除いた「脱気水」を用いることで気泡の発生を防いでいます。この方法は、消化管内脱気水充満法と呼ばれています。




従来の脱気水発生器の課題

超音波内視鏡に用いられていた従来の脱気水発生器では、以下のような課題がありました。


  • 脱気水を発生させるまでの準備に時間がかかる

  • 振動、騒音が大きい


そこでこの度、東設の脱気システムLivalleyがこの課題を解決し、山梨大学医学部付属病院様により、弊社の脱気システムが超音波内視鏡の用途に、初めてご採用いただきました。


デモ機の貸出を行い検証を実施した結果、良好な画像観察ができたのはもちろんのこと、脱気水を発生させるまでの準備時間の短縮ができるようになり、また、静かな環境で検査が行えるようになったと伺いました。非常に喜ばしい限りです。


我々は今回の経験を通して、脱気システムの更なる可能性を感じています。我々が知らないアプリ―ケーションをお客様から教えていただくことが出来る貴重なチャンスとなりました。



電子デバイス産業新聞様にて掲載いただきました!

実は今回の山梨大学医学部付属病院様へのご採用の件、2022年11月10日付けの電子デバイス産業新聞様にて掲載いただいています!


2022.11.10_電子デバイス産業新聞_脱気システム
.pdf
ダウンロード:PDF • 746KB


最後に

いかがでしたか?


「気泡除去」=「東設」と皆様に覚えていただけたら嬉しいです!

これからもより多くの病院にご採用いただけるよう努力して参ります。

液体中の気泡除去について、何かお困りでしたらいつでもお声掛けください。


東設に興味を持っていただいた方はこちらから。




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