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他社製のめっき装置用治具を弊社で改良設計、製作しました

更新日:2023年7月28日



こんにちは、営業部のTZです。



現在、某ファンドリーメーカー様より、シリコンウエハ、ガラスウエハ、片面めっき用/両面めっき用、電解めっき用/無電解めっき用などの様々なめっき治具製作のご依頼をいただいております。


本記事ではその内容を少しご紹介させていただきたく、お付き合いください。



基板用めっき治具の改良設計、製作、メンテナンス

半導体や電子部品の微細な配線、電極形成を行うめっき工程では、試作や少量生産、一部の量産工程で浸漬タイプ(ディップ式)のめっき装置が多く用いられます。ディップ式めっき装置では、製品基板をめっき治具にセットした状態で、手動あるいはロボットによる自動搬送を行いますが、めっき治具に何か不具合が起きると、製品の品質に直接悪影響を与えることになります。


お客様の基板製品は多種多様です。お客様の製品の仕様が変わると、その都度、めっき治具の仕様変更が必要になってきます。弊社では、自社製めっき装置用の治具のみならず、他社製装置用の治具の設計製作、メンテナンスのご依頼をいただいております。



納入元メーカーへの製作依頼が難しい場合…

他社製めっき装置用をご使用になられていたお客様が、納入元のメーカーに治具の製作を依頼しても、価格や納期などで折り合いがつかず、お困りになっていました。そのような状況の中、弊社にお声がけいただき、お客様の要求仕様、ご予算、納期を満足するめっき治具を納めさせていただきました。



基板用めっき治具を1点から特注製作します

弊社には、基板用めっき治具製作の経験、知識の豊富なエンジニアが在籍しており、設計者と購買部門が連携し、信頼のおける複数の部品加工メーカーとのコネクションをフル活用して、お客様がご希望する仕様、コスト、納期を満足できるよう、日々努力しております。


基板やめっき条件、例えば、基板材質、厚さ、電流密度、給電ポイント、基板表面のめっき液の流れの変動、位置決め精度など様々な条件が、めっきの膜質や膜厚ばらつきに影響します。コーティングの剥がれ、パッキンの劣化によるめっき液の電極部への浸み込みによる異常析出や、薄い基板の場合は割れたりする場合があります。作業者のスキルに依存しないよう、固定ねじの締め付けトルク管理を注意深く行う場合もあります。めっき治具にトラブルはつきものですが、お客様の難しいご要求にも幅広くご対応させていただきます。


治具1点から特注製作いたします。お気軽にご相談ください。



最後に

いかがでしたか?


東設ではTSV、ビアフィリング、スルーホール、パターンめっきに対し豊富な経験を持つプロセスエンジニアが、機械設計の技術者と連携し、プロセス要求を満足するめっき治具の設計を含めた提案が可能です。お客様の研究開発から量産に至るまで幅広いご要望にお応えいたします!



東設に興味を持っていただいた方はこちらから。




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